ミシガン大学美術館(UMMA)での「片山真理展」と特別講演会のご案内
片山真理展
ミシガン大学美術館での特別展示
片山真理は不完全な自分の身体を被写体・モデルとし、写真、彫刻、テキスタイル作品を作るアーティストです。1987 年群馬県に生まれたアーティストは、先天的に両足と片手が発達せ ず、9歳で両足を切断して以来、義足をつけています。もともと自身のアイデンティティや身 体性と、一般社会が身体障害者へもつ通りいっぺんの理解に大きな溝を感じ、それを埋めるた めに自分の身体を使った作品を作り始めました。
写真作品では、ランジェリーやコスチューム を付け、室内外の風景をバックにさまざまな役を演じています。健常者であれ、非健常者であ れ、身体イメージに異常なまでの関心を示す現代社会で、さまざまな不安にさいなまされる私 たちに、不完全な身体がさらされた片山真理の作品は、「あなたはだれ?」と問いかけてきます。
本展はアーティストのアメリカにおける初個展です。
場所: University of Michigan Museum of Art (ミシガン大学美術館、アン・アーバー)
展示期間: 2019年10月12日(土) – 2020年1月26日(日)
火-土: 11:00am – 5:00pm / 日: 12:00pm – 5:00pm
入場料: 無料
詳細: https://www.umma.umich.edu/
特別講演会
Penny Stamps スピーカー・シリーズ
「片山真理:素材としての私の身体」
日時: October 10, 2019 / 5:10pm-6:30pm
場所: Michigan Theater / 603 E. Liberty St., Ann Arbor, MI 48104
入場料: 無料
*講演は日本語で行われ英語の通訳が付きます。
詳しい詳細は、下記のPDFファイルをダウンロードしてご確認ください。