MESSAGE

JCD メッセージ

 
日本の自動車産業のアメリカへの進出は1970年代後半に開始されました。進出した中心地はミシガン州デトロイトでした。日本人ビジネスマンは、ここデトロイトで、アメリカと日本のビジネスをつなぐ橋渡し役を担ってまいりました。しかし、複数の大手自動車メーカーの破綻を受け、荒廃の進んでいたデトロイト市は財政破綻に追い込まれました。それと同時に、デトロイト美術館(以下DIA)も破綻してしまいました。
 
DIA は、アメリカ出身の芸術家の作品も多く収蔵されており、その規模はアメリカでも6番目に位置しております。さらにはセザンヌ、ゴッホなど印象派の有名画家の作品も多数展示されています。
 
素晴らしい芸術資産を持つDIA を復活させることで、デトロイトの市自体の復興に繋げるべく、デトロイト日本商工会(JBSD)が立ち上がり、320万ドルもの寄付金をDIAのために集めました。そして、DIAの中に2017年11月、常設となる日本ギャラリーがオープンし、オープニングイベントでは多彩な日本の伝統芸能や工芸文化を披露することで、実に7000人もの集客に成功したのです。
 
私たち、日本文化開発(JCD)は、DIAで日本文化関連のイベントを企画、実行するグループとして2016年末頃に活動を開始しました。おかげさまで、私共が本格的に企画を立て開催した2017年11月の日本ギャラリー・オープニング・イベントの「ジャパンカルチュラルデイズ」は地域の人々に大きな驚きと余韻を残し、大盛況のうちに幕を閉じました。今後も引き続き、デトロイトの地元の人々には日本の文化を紹介し、またデトロイト在住の日本人には故郷を再発見していただくために、新しいイベントを開催していく所存です。
 
Japan Cultural Development 主幹
大光敬史


 

大光敬史のプロフィール
愛知県の自動車部品大手企業の米国研究所を26年率いてきた。米国滞在は34年以上にわたり、研究開発一筋で歩んだ会社生活を2018年に終えた。DIAの理事は2015年11月から務め、日本コミュニティとDIAを文化でつなぐ活動をしている。ミシガン州デトロイト市の近郊に在住。